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気まぐれにダラダラ書きたい事を書いてます。 BLでも百合でも何でもバッチコイの奴が書いてますのでご注意を。 あとうっかり何かネタバレをしたりしてしまう時もあるかもしれません。 ご注意を。
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小説です。

いやー今回も長くなってしまいましたHAHAHA(笑い事じゃねぇだろ

ホントに短く纏められる様にしないとな・・・ダラダラ長く書くのはいけないですよねー。

精進精進・・・(遠い目

今度はオリジじゃなくてなんか別書こうかな。

「あ、そうだ。」

 

日常と非日常は表裏一体

第4話 拉致監禁・・・?

 

「どうかしたんですか?」
「いやさ、俺敬語嫌いだから止めていい?あとあんたも使わなくて良いよ。」
「そうか。じゃあ使わない。」

やっぱ敬語は気持ち悪いもんな。

「良かった僕はもう元々敬語使ってなかったもんねー。」
「黙れクソジジイ。」
「酷いなーもう。」

最後の言葉は華麗にスルーして俺は恣虎に話しかけた。

「さっき神鋳ラブな奴がどうたら言ってたけどホントにそんな奴いんの?」
「居る。俺も信じたくないんだがな・・・」
「その人も性格に難ありとか・・・?」

やっぱりここには普通の人は居ないのか?
だけどこんな変態ジジイを好きな奴がホントに居るなんてな・・・会ってみたいかも。

「まぁソイツにはすぐ会えると思うぞ。」
「へ?何で?」
「今日出張から帰ってくるからだ。」

出張か・・・なんかカッコいいな。
やっぱり好きって言ってんだから女の人なのかな?
それともあえての男とか?

「「!!」」

二人が同時に家の方を見て足を止めた。

「な、どうしたんだ?」
「来る。」
「何が?」
「お前が会いたがってた奴だぞ。」

それって・・・
俺も真っ直ぐ前を向きなおしたら遠くの方から土煙が立っているのが見えた。
土煙起こして走ってくるって・・・どんだけ速く走ってんだよ。

「かーむーいーさーーまーーーー!!」

狂った馬の様にもの凄い勢いで走ってくる少女は変態ジジイの名を呼んだ。
なるほど・・・恣虎の言ってた理由がなんとなく分かった。
これは大物だ・・・!

「恣虎。」
「何だ?」
「俺の手には負えそうにないや。なのであの人が来る前に帰りますさようなら。」
「そんな事はさせないぞ。」

回れ右をした俺の首根っこを容赦無く掴む恣虎が鬼に見えた。

「もう嫌だ!これ以上変な奴と関わりたくない!」
「俺だってあいつとは関わりたくないんだ。」
「恣虎・・・あの人が苦手なのか?」
「苦手というかなんと言うか・・・犬猿の仲だ。」
「けんえ「神鋳様!!」

まだ数十mもあったのにその少女はもう神鋳の元に居た。
人が喋ってるのに遮るとは・・・

「龍音もう帰って来たんだ。」
「ハイ!神鋳様に早く会いたくて1つ前の便で帰って来たんです!」
「そうなんだ~。」

龍音と呼ばれた少女は本当に嬉しそうだった。
あ、結構可愛いな。そんなに悪い人じゃないのかもしれないな。
ほら、よく恋は盲目とか恋は病気とかいうじゃん。

「あら何よ恣虎居たの?存在感なくて全然気付かなかったわ。」

前言撤回やっぱり性格悪いかも。

「俺は存在感ある方だとよく言われるんだがな。」
「そんな事聞いてないわよ。私の中では存在感無いのよ。」

なんて勝気なんだ・・・こういうタイプの人はズバズバ言うから怖いんだよな・・・

「ん?あんた誰?あんたも存在感無いわね。」
「ヒッ!」

いきなりの先制攻撃!これはオレの精神に大ダメージだ。

「あ、あの・・・オレは村山秀太です。宜しく。」
「名前は聞いてないのよ。誰か、何で此処に居るのかを聞いてんの。」
「彼は僕のモルモットだよ。」
「そうなんですか?もう神鋳様こんな薄汚いモルモット飼っちゃ駄目ですよ?」

モルモットやら薄汚いモルモットやら・・・鬼が居る・・・特に後者!
だんだん悲しくなってきた・・・
助けを求めようと恣虎の方を見たら恣虎は「我関せず」とでも言うかの様に遠くの方を見つめていた。
ああ・・・やっぱりお互いに嫌いなんだな。

「まぁ神鋳様が連れてきたんなら良いわ。恣虎が連れてきた奴だったら問答無用で追い出してたけどね。」
「お前は上司の連れを追い返す程無礼で常識が無いのか?」
「例えの話よ。このあたしがそんな事する訳ないじゃない恣虎じゃあるまいし。」

この会話怖い!殺気が!普通の会話じゃ出ない様な殺気が!

「とりあえずもう一回名前を聞いてあげるわ。さっきのは忘れたから。」
「あ、はい。じゃあ」
「鳥頭。」
「黙れ。」
「あの、オレの話聞いてますか?」
「聞いてるわよ。えーと何だっけ?田中芳郎だっけ?」
「その名前どっから来た。」
「冗談よ。早く言いなさいよ。」
「・・・オレの名前は村山秀太です。貴方は?」
「ふーん秀太ね。平凡な名前ね。」
「人の名前にケチつけないで下さい。」
「非常識。」
「五月蝿い。」
「あの・・・貴方の名前は・・・?」

もう疲れた・・・なんで自己紹介するだけでこんなに疲れて時間が掛かるんだ・・・

「しょうがないから言ってあげるわ!あたしの名前は水無月龍音(みなづき たつね)よ!」
「龍音か。よろし」
「気安く下の名前で呼ばないで。」
「えー・・・」
「まぁでも特別に許してあげるわ。」
「えぇ゛ーー・・・」

何がしたいんだこの人・・・

「私を下の名前で呼んで良いのは神鋳様と上司と私が認めた人だけなんだから。」
「えーとじゃあオレは認めた人に入るのか?」
「神鋳様が連れてきた人だから特別によ。」
「アハハ・・・」

ホントに神鋳を中心に世界が回ってるんだな・・・
こんなジジイの何処が良いんだか・・・
でもそれを聞いたら俺の命は即座になくなりそうだったから止めておいた。

「それよりあんた幾つ?」
「オレ?オレは17だけど?」
「チッ。あたしと同い年ね。」
「今チッって言ったよな?チッって。」
「気のせいじゃない?」
「良かったな秀太。同い年で。」

恣虎が会話に入ってきた事で龍音が凄い嫌そうな顔をした。
この顔は酷い・・・!

「同い年未満は全員下僕。そう龍音の中で決まってるらしい。」
「げっ・・・酷くない?」
「失礼ね。下僕じゃないわよ。」
「本人はこう言ってるがパシリをさせてる時点で下僕だと思うぞ。それにお前逆らったら許さないだろ。」
「ああ・・・そういう事。」

下僕では無いけど龍音の辞書に拒否権と言う文字は無いんだろう。

「着せ替えと言えば。」

何時の間にか消えて何時の間にか戻ってきた神鋳が口を開いた。
そのままどっか遠くに行けば良かったものを・・・

「朱羽也はどうしたの?一緒に帰って来て無いの?」
「朱羽也は元々取ってた便で帰るって言ったました。」
「あーそうなんだ。じゃあそろそろ帰ってくるかな?」
「ですね。早く帰ってこないかしら。」

怪しく「フフフ・・・」と笑う頭の可笑しい二人。
その朱羽也と呼ばれた人はきっと何時も酷い扱いを受けてるんだろうな。

「恣虎~朱羽也って誰?」
「あいつらの言ってる通りもうすぐ帰ってくると思うからその時に詳しく説明するがお前の思っている通り何時もあの二人に酷い目に合わされている可哀相な子供だ。」
「ああやっぱり・・・」
「まぁ流石に性格歪んだらヤバイとはどっかで思ってるのかある程度のラインはあの二人も守っているがな。」
「へぇ!意外だな。とことんやりそうなのに。」
「俺も何時も其処は思うな。」

朱羽也って子も大変なんだな・・・
早く会ってみたいな。その子とは話が合いそうだし。

 

―――――――

 

「ふぅ・・・やっと帰ってこれた。」

自分の身長よりも何倍も大きい門を見上げてやっと帰った実感が湧いた。
近くにある防犯カメラの方に向き直り、画面の向こうに居る人に伝わる様に少し大きな声で言った。
まぁ多分そんな必要は無いと思うんだけどね。

「只今帰りました。門を開けて下さい。」

その事が伝わった様で門が静かに開いた。
お屋敷に帰ったらまずは皆にお土産を渡さないと。

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月白空夜
性別:
女性
職業:
学生
趣味:
色々
自己紹介:
何時もヤル気が無く面倒臭がりです。

黒髪短髪爽やか男キャラが大好物です。ついでに低音ヴォイスも加わるとテンションがMAXになります。
犬派か猫派かでどっちかというとどっちも派(オイ
結構欲張りで物事を決められない変な奴です。
好きな漫画、アニメ、ゲームは多すぎて此処では言えません(爆
強いて言うなら…


漫画&アニメ&小説…ワンピース、戯言・人間シリーズ、オオカミさんとシリーズ、狂乱家族日記、PandoraHearts、キューティクル探偵因幡、おおきく振りかぶって、セキレイ、アホリズム、桜蘭高校ホスト部、会長はメイド様、乙男、金色のコルダ、図書館戦争

ゲーム…P3P、P4、東方Project、戦国BASARA、金色のコルダ2&アンコール、テイルズ(E,L,A,tWR2)、サモンナイトシリーズ(PS2以外)

書き忘れもあるかと思いますがこんな感じです。

最近はアホリズムにもはまってます。特に好きなのは辰巳ですwwあ、でも基本皆好きですよ!
ちなみにその前はP3Pとワンピースで真田、ガキさん、ゾロ、ローが好きですwあ、でも(ry

最近は女子萌えも加わってきて「何でも御座れ。だって俺雑食だもん!」状態です。


誤字脱字がありましたらそっと目を瞑って頂くか教えて頂けると幸いです(どっちだ

最近の目標は「もっと東方のキャラ(それ以外も女の子)を描ける様になる!・・・と良いな」です。
誰が何と言おうとこれは目標だぜ(分かったから
どうぞみっくみくにされて下さい
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